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田口選手とルーゴ選手は似ている!

カブス福留は無安打、田口2安打 カージナルス戦

今日のセントルイスのゲームはカブスがカージナルスを延長で破った。

カブスの福留外野手は1番で先発し3つのフォアボールを選び、先日メジャー初昇格を果たした田口外野手が途中出場で2安打を放った。
田口選手は代打で今季初ヒットを打った後、初めて守備にもついた。(レフト→ライト)
田口選手はこの後回ってきた2回目の打席でもヒット。試合がおおむね決まった後に回ってきた最終打席は三振だったが、途中出場で3打数2安打と、かつてのスーパーサブの面目躍如といったところだったろう。
しかも、試合が終わったとき、カブスの外野3名のうち2人が日本人選手だったわけだ。(ウィニングボールも田口選手だった。)最後まで面白く見させてもらった。

さて、カージナルスでは今季レッドソックスをリリースされたルーゴ内野手が途中からセカンドに入った。
細い身体。身のこなしが田口選手そっくり。通算成績を見るとメジャーのキャリアの長いルーゴ選手の方が打席数は多いので一概に比較できないが、通算打率が田口選手とそんなに変わらない。(昨日時点で田口.279ルーゴは.272

なぜことさらこんな事を書くかというと、ルーゴ選手がレッドソックスに入団したときの事を知っているからだ。それは、鳴り物入りと言っても良かった。かつての名ショート、ガルシアパーラ内野手が抜けた後を埋めてくれることをボストンのファンは期待したのだ。一時、間違いなく、彼はスター選手の一人だった。
だが、ガルシアパーラ選手と同じ活躍を期待するのは、彼の実力からすれば、酷だったようだ。ルーゴ選手は結局たいした結果も残すことができず、解雇されてしまった。

ショートというと、田口選手も元はショートストップだった。しかし、スローイングに難があって、外野に回ってから才能が開花した。

ともあれ、ルーゴ選手と田口選手は実力も結構似たようなものなんじゃないかな。でも、今日に至る道のりは、全く違うものだった。
ルーゴ選手は、一時、スター選手の一人であったが、今はカージナルスの控え選手に甘んじている。
田口選手は時々活躍を見せたことはあったにせよ、一貫して控え選手であることに変わりなく、地味な存在だった。
似たような実力の二人だが、選手としての道程は全く違うものだった。

メジャーリーグ。どこで何が運命を分けるのか分からない。実力が同じでも、ルーゴ選手のようにスター選手の仲間入りをする幸運が転がっているかと思えば、常に控え選手の一人であった田口選手のような道を歩むことになることもある。

しかし・・どっちが幸福かなんて分からない。

途中出場したルーゴ選手を見ながら、そんなことを考えていた。。

あ、そう言えば田口選手もオリックス時代はスター選手だったっけ。あの頃のオリックスの外野陣、田口、本西、イチローは鉄壁だったなー。懐かし。。
by smashige | 2009-09-21 13:56

「『自然』に学び、生命について考える」をテーマに西播磨の自然をレポートします。


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